旅行は家族やパートナーと行く場合はちゃんと1か月くらい前に計画しますが、一人旅は「よし!今週末に出発だ!」と衝動的に決めてしまいます。
旅の間も自分でもほとほとあきれるくらい場当たり的な行動が多く、バリ島だけの滞在のつもりが思いつきで香港、マレーシアと訪問地が2か国も増えたこともありました。
「旅に出たい」「どこかへ行きたい」ってのは計画よりも「衝動」が先にきてしまう。「旅心」は人間がもつ感情の一種なんだろうと思う。
今日1日、「旅に出たい衝動」という発作に振り回されました。フーテンの寅さんや松尾芭蕉が「旅心」がおさえきれなかった時の気持ちってこんな感じだったんだろうな。
しかし、私は寅さんも松尾芭蕉でもないので、とりあえず旅心をなんとか沈め気持ちを落ち着けるためにブログ書き始めました。この記事の着地点は今のところ不明。
旅に出たい衝動が起きた理由を自己分析してみる
一般的には旅に出たいと思う時って、「日常生活のストレスを癒したい」とか「あの世界遺産を見たい」とか、「旅先でグルメやショッピングを楽しみたい」とか、人それぞれ理由があると思うんです。
ただね、私の場合は現在無職なのでストレスはないし、先月は「街全体が世界遺産」というマレーシア・ペナン島のジョージタウンで食い倒れの旅もしてきたばかり。
それでも「旅に出たい衝動」はふとしたきっかけでひょこり生まれてしまうんです。
理由その①ANAの機内音楽「Another Sky」を聴いてしまった
お気に入りの航空会社はANAです。ANAを利用されたことがある方は↑こちらの機内音楽に聞き覚えがあるかと。
ANAは機内に乗り込むと、離陸までこの「Another Sky」が機内に流れているんです。
この機内音楽を聴きながら、バッグから機内で読むようの小説やリップクリームや目薬を座席前のポケットに入れたり、機内冊子をぱらぱらめくったり、スマホの電源切ったり、フライトにむけて身の周りの準備をしてる時って至福の時間。
これを聞いてしまうと、飛行機で旅に出発するワクワク感がすごく鮮やかに思い出されてしまって、いてもたってもいられなくなる旅好きな方は多いんじゃないかな。
自宅でぐーたらしている時は、Youtubeで適当な「作業用BGM」を流してて、自動再生で「Another Sky」が流れた瞬間、「旅に出なければ!」という気持ちになったのです。
理由その②ブログで「マレーシア旅行記」を書いていた
このブログで訪れたマレーシアの旅行記を書いているんです。
マレーシアで撮った写真を選んだり編集したりしているうちに、どんどん心だけペナン島に飛んでいくんですよね。
で、「あれ?なんで私ここにいるんだろう」と、自宅にいる方は不自然なんじゃないか?という感覚に陥って、衝動的にマレーシア行きのフライトを調べてました。
旅行記は「マレーシアおすすめですよ~」という気持ちを読者さんに伝えたいために書いています。
それなのに、読者さんではなく「私」に伝わっちゃったんですよ、マレーシアの魅力が。先月行ったけど、また行きたくなる魅惑の国です。
理由その③弟夫婦のゴールデンウィークの予定(イタリア旅行)を知った
義理の妹とは時々LINEで近況報告をするのですが、今朝の話題は「ゴールデンウィーク」
私はオーストラリアに住んでるので、ゴールデンウィークもへったくれもありませんが、弟たちはイタリア旅行に行くとのこと。
いいなー、いいなー、とうらやましがってたら、追い打ちのように、
「トランジットうまくできるかなー」と言いだしやがった。
トランジット!(乗り換え)
トランジットって旅の中でも特別な時間だと思うんです。途中の空港に立ち寄って、次のフライトを待つ間、少々割高のコーヒーを飲みながら、目的地に想いを馳せる、、、、
そんな非現実的な時間を過ごせるのがトランジット。
どうよう、トランジットしたくなってきた。
旅に出たい衝動は遺伝子がそうさせている、という研究結果
「旅に出たい衝動は遺伝子がそうさせている」という研究結果があるそうです。
詳しくはこちらのニュースをご参照ください、
こちらの記事によりますと、、、、
- 同じ場所でじっとしていられない「冒険家の遺伝子」と呼ばれる遺伝子がある
- ドーパミン受容体の突然変異種と考えられ「旅したい衝動」が強いという
- 予測では、世界の全人口のおよそ20%がこの遺伝子を持つとされる
(引用:抑えきれないほどの「旅に出たい衝動」は、遺伝子のしわざ)
とのこと。
人口の20%が「冒険家の遺伝子」を持ってるって、けっこうな確率ですよね。
ってことはですよ?
私やあなたが「冒険家の遺伝子」を兼ね備えていてもなんら不思議はないってこと。
旅に出たい衝動「旅心」をしずめる方法
かといって、遺伝子のせいにして旅心が芽生えたからってそのつど旅にでることは現実的に難しいわけでして。
旅に出たい衝動を押さえるのに効果があった方法は、
①気がすむまで旅の計画を練る
「旅に出る」といったん決めて、航空券やホテル、現地での観光などを気がすむまで調べます。ワクワクしている気分を味わいながら、旅行に持っていく服や本、スーツケースも決めます。
もしかしたら、この「旅に出たい衝動」は「旅の計画を立てたい」だけかもしれないので、一通りの旅の全体像を決めて、ざっくりとした予算を出した時点で、「気がすんだかも」となることも。
②貯金残高をチェック
旅の計画ができあがったら、現実に向かい合います。この時点であきらめられるってことは、旅心はそこまで大きくなっていない、ということです。
「冒険家の遺伝子」より、「現実」が勝ることもあるんです。
③日常生活でやらなきゃならないことをリストアップ
「そろそろ新しい枕が欲しい」「携帯電話の料金見直し」「お米がそろそろなくなるな」とか、、、、
生活の中で「やらなきゃならないこと」を考え始めると、次から次へと出てくるんですよね。
まずはそれらは消化してから!と大人の態度で旅心に向き合うようにしています。
まとめ
衝動、旅心、遺伝子にしたがって発作的に旅に出てしまうのも、それはそれでアリだと思います。30代は正社員で働いていたにもかかわらず、休みの多い職場だったので「衝動的な一人旅」が趣味になりました。
そして40代になった今もかなり短いスパンで旅心が芽生えます。
普段は外へゴミを捨てに行くのも、スーパーに買い物に行くのも面倒くさいのに、「旅」となると行動力がむくむくと湧いてくるのは、もしかしたら「冒険家の遺伝子」がそうさせるのかもしれません。