日常生活の雑事から離れ、非日常的な空間で何にもしない贅沢な時間は心も体もリフレッシュできる一人旅は、毎日を多忙に過ごす大人の女性におすすめ。
現実から徹底的にエスケープするのであれば、国内でなく海外。
見たこともない景色、普段食べない異国の食べ物、そこに流れる空気や音、すべてが新鮮で、それでいて癒される、そんな女性の一人旅。
仕事の合間をぬって、ふらっと出かける一人旅が癖になったのは30代半ば。「人生を豊かにする」そんなふわふわした言葉が現実的なものとして、心にぐっと刻まれる時間は必要不可欠となりました。
今回は、初めての一人旅を計画する方におすすめの行き先である東南アジアのビーチリゾートを紹介します。
一人時間は最高の贅沢、いられりつくせりを楽しめる東南アジアのビーチリゾート5選
今まで一人旅で訪れたビーチリゾートの中でも特にお気に入りの場所を5つ紹介します。
サヌール(インドネシア・バリ島)
バリ島にはいくつかのビーチリゾートがありますが、その中でもサヌールビーチはゆったりとした時間が流れています。
他のビーチと比べると賑やかさ、華やかさに欠ける印象があります。若い人たちは物足りないと感じる場所かもしれません。
そんなサヌールを大人女子に勧めたい理由は、言葉では上手く説明できない独特の空気感。
サヌールビーチは朝日がとんでもなく綺麗で、朝、早起きして日の出を見るところから1日がスタート。海に反射する幻想的な太陽を見て、すがすがしい気分でホテルに戻り朝ごはん。
それから、スパに行くも良し、プールサイドで読書するもよし、眠くなったらお昼寝も良し、、、、「何にもしない、何にも考えない」が実現できる雰囲気の街です。
メインストリートにカフェやレストラン、スパなどがありますが、一歩裏道に入ると、そこにはローカルの方たちの生活が垣間見える風景が。
子どもたちが遊んでいたり、大人たちが屋台を引いていたりと、リゾートと日常生活が織りなすごちゃまぜな感じがなんとも居心地が良いのです。
サヌールビーチは他のビーチのようにしつこい物売りやビーチボーイズたちも少ないので、女性一人でも安心・安全なリゾート地と言えるでしょう。
本当の「いたりつくせり」とは「干渉されないこと」と考える方におすすめの行先です。
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スミニャック(インドネシア・バリ島)
バリ島の流行発信地といわれるスミニャック。美しいビーチ沿いにはおしゃれなカフェやバー、そしてサーフィンレッスンの教室、メインストリートには流行のブティック、レストラン、雑貨屋などが軒を連ねます。
スパを併設しているホテルでのんびり「おこもり」の日、ビーチやショッピングでアクティブに動き回る日、どちらも楽しめる滞在先です。
お手頃価格のヴィラが多いので、自分だけの静かな空間を確保し、お気に入りのルームウエアで心ゆくまで一人時間を堪能してください。
またスパも安価なローカルスパから自分へのご褒美にぴったりなちょっと贅沢なスパまで予算にあったスパ、選択肢が豊富なのもスミニャックの特徴。日本では難しい、毎日エステ三昧、マッサージ三昧も楽しめます。
ダナン(ベトナム)
ベトナム中部、港町として栄えたダナンの街は2014年に成田から直行便が就航されてから、その人気は急上昇。
フランス領だった面影を色濃く残す街並み、東南アジアならではの活気のある雰囲気が絶妙にマッチしたビーチリゾートです。
ダナンには美しいビーチが点在しており、滞在客しか利用できないプライベートビーチを所有しているホテルに滞在すれば、目の前に広がる海、白い砂、青い空は自分だけのもの?!とテンションが上がってしまうこと間違いなし。
プライベートビーチがなくても、デッキチェアやパラソルなどをレンタルできるので、思い思いの方法でビーチでの時間を過ごしてください。
ビーチやホテルステイの満喫だけがダナンの魅力ではありません。ダナン近辺には世界中の旅人を魅了してやまない、ホイアンとフエという街があります。
ホイアンはダナンから車で1時間弱。16世紀、世界貿易で栄えた当時の歴史的建造物が軒を連ねるノスタルジックな雰囲気が人気の観光スポットです。
夜になると街のあちこちに灯されたランタンとレトロな街並みがどこか懐かしいホイアンの街。一人プラプラするにはうってつけの場所です。
フエはベトナムの京都的存在。ベトナムの最後の王朝があった場所で街中にはたくさんの世界遺産に指定されたお寺や建造物などがあります。
ダナンを訪れたら、ホイアン、フエ観光もぜひプランに組み込んで、ベトナムの歴史的な街の散策も満喫してくださいね。
ペナン島(マレーシア)
マレーシア有数のビーチの街ペナンは別名「東洋の真珠」
日本からの直行便はないので、クアラルンプールで乗り換えをして1時間のフライトでペナン島に到着します。近年では老後の移住先として人気急上昇のマレーシアの島です。
ペナン島での楽しみ方はビーチはもちろん世界遺産に指定されたジョージタウンの街並み、多文化国家ならではの様々なグルメ、独特な雰囲気を醸し出す寺院やモスクでしょう。
高級リゾートホテルに泊まらなくても、街中の安いホテルに泊まっても充実した旅の時間を過ごせる街です。
まず特筆すべきは、その食文化です。マレーシアはマレー系、華僑系(中華系)、インド系の異なる民族が共存している多国籍国家。各民族のおいしいごはんが屋台で気軽に試せるので、食べ歩きに最高の街です。
個人的にはマレーシアは旅行中の食生活で一番満足した国で、朝から晩まで食べまくっていました。
食べることでストレスが解消できるタイプの方にはペナン島はビーチとグルメが同時に楽しめるので全力でおすすめできる街です。
ペナン島では英語を話し、温厚な人々が多いので、地元民との交流も楽しめる旅となるでしょう。
セントーサ島(シンガポール)
島全体がテーマパークのセントーサ島には島内にビーチ、水族館、カジノ、マーライオン、そしてユニバーサル・スタジオ・シンガポールがあり、朝から晩まで海に囲まれた島で遊ぶことができます。
カップルや家族連れが多いので、一人で行くには少々気合が必要ですが、セントーサ島にあるシソロビーチでの豊富なマリンアクティビティは大きな魅力。
島内の中心から近く、ショッピングや他のアクティビティのついでにお気軽にバカンスを体験できます。
あまり時間がないので、いろいろなことを1日で済ませたい、という方にはコンパクトにまとまったセントーサ島がおすすめ。
欠点としては、ビーチに貨物船が多く停泊していて、リゾートの景色としては、「ちょっと違うかな」と感じてしまったことでしょうか。
人気のセントーサ島ですが、ビーチは比較的すいているので、売店で飲み物を買ってのんびりできる場所です。
まとめ
綺麗なビーチでのまったりした時間、世界遺産に感動し、スパのフラワーバスで癒され、おいしいものをもりもり食べる、時には何にもしないでプールサイドのデッキチェアでぼーっと過ごすのもいいでしょう。
忙しすぎる毎日で忘れていた、「自分を甘やかす」ということが、今の働く女性には必要なのではないでしょうか。
「一人になりたいな」と思い始めたら、旅支度の合図。
自分へのご褒美はモノだけじゃないんです。
一人旅で得た経験や思い出はいつまでも心に残り、それが宝物のように思える、そんなご褒美がストレス社会で戦う女性の癒しとなるのだと思います。