期限切れのパスポート、どう扱えばいいのか迷いますよね。
処分するにしてもどうやって?もう使うことはないのかな?いやいや、また必要になることもあるかも、、、という疑問にお答えします。
結論から言ってしまいますと、「パスポートセンターでVOIDのスタンプを押してもらったら手元に置いておきましょう」です。
では、詳しくみていきましょう。
パスポートは国の所有物 期限切れパスポートは国へ返納する義務が
パスポートが期限切れになったからといって勝手に処分してはダメなんです。
パスポートは国の公文書であり、その所有権は国にあり、名義人にはこれを所持し、法律の範囲内での使用が認められることになります。したがって、法律上は、パスポートの有効期間が切れた後やパスポートを切替申請する際には、パスポートを国に返納する義務があります。
(引用:外務省ーパスポート)
期限切れになったパスポートは法律上返納する義務があります。
実際は、パスポートセンターでパスポートに「VOID」(無効)と穴をあけてもらうことで実質返納したことになり、手元に期限切れのパスポートを置いておくことができます。
旅の思い出がぎゅっとつまったパスポートですから返納するより「VOID」マークをつけてもらって手元においておきたいですね。
さらに、後術しますが、海外移住の手続きの際にも有効期限切れのパスポートに記載された出入国の記録が必要になるケースもありますので捨てずにとっておきましょう。
期限切れパスポートの処分方法
期限切れパスポートに「VOID」(無効)とパンチで穴をあけてもらったら「返納の義務を果たした」と同等の意味になりますので、処分したい方は処分してしまってかまいません。(私はとっておきますが)
処分の方法ですが、パスポートには個人情報がつまっているので、以下の2つのどちらか一方の方法で処分してください。
- シュレッダーやハサミで細かく切り刻んでから捨てる
- パスポートセンターに処分を依頼する。
期限切れパスポートが必要になるケース
海外の永住権や各種ビザを取得する際に、過去10年間の渡航の記録が必要だったり、過去10年間に発行されたパスポートそのもが必要だったりします。
私がオーストラリアの永住権を申請した際も期限切れパスポートに押されたスタンプを見ながら、過去10年間の渡航先、滞在期間を移民局に提出する書類に記入しました。
将来、海外移住をするかしないかなんて現時点では考えられないかもしれません。
私もまさかオーストラリアに住み着くなんて思ってもいませんでしたから。
海外移住の可能性はどなたにとってもゼロではないので、古い期限切れのパスポートも大切に保管しておくことをおすすめします。
(出入国のスタンプを押さない国も増えてきたので、その場合はメモなどに記録しておきましょう)
▼あわせて読みたい関連記事▼
>>パスポート保有率23%!? 実は進んでいる日本の海外離れの原因