パスポート保有率23%!? 実は進んでいる日本の海外離れの原因

旅コラム

2016年、外務省が発表した「旅券統計」によると日本国民のパスポート所持率は23.1%。4人に1人も旅券を持たず海外に行かない生活をしています。

 

私の周り(両親、弟、義理の妹、叔母、祖母)はパスポート所持者し、オーストラリアに住んでいるので、こちらでできた日本人の友達も当たり前ですが所持率は100%、だからその数字にちょっとした衝撃を受けました。

 

ゴールデンウィークや年末年始ともなれば、海外に出かける人々で空港がごったがえす映像がテレビで流れるから、もっとたくさんの人がパスポートを持っていると思ってましたが、空港を利用している人たちの方が少数派ってことだったのか。

 

パスポートの申請数は年々減少しているということは、日本人の海外旅行や海外留学への興味関心はどんどん薄れていってるってことですよね。

 

今回はなぜ日本人が海外から離れていっているのか?について海外在住・一人旅好きな私が理由を考えてみたいと思います。

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日本国内も楽しいから海外に行く必要がない

外出しなくても家の中でも娯楽はたくさんありますよね。私もネットとゲームと本があれば楽しく暮らしていけます。

 

近所のカラオケや漫画喫茶だったらお小遣い程度の金額で何時間と楽しめますし、ちょっと足を延ばせば温泉でゆっくりできるし、遊園地やショッピングモールなど遊ぶところはたくさんあります。

 

別に海外に行かなくても楽しく過ごしたいと思えば国内に場所はいくらでもあるんですよね。

 

それに、日本は地域によって静岡だったらウナギ、香川だったらうどん、北海道だったら海鮮類、といった具合に国内でも県の数だけ名物料理があったり、方言が違ったりします。

 

(※オーストラリアは他州に遊びに行っても食べ物は変わり映えしません、、、、というか、オーストラリアに名物料理ってない 泣)

 

だから、隣の県に行くだけでちょっとした異文化を感じることができるのも、海外に行かない理由なのかなと思いました。私、静岡県の出身なんですが、東京や大阪は「別世界だなぁ」といなかっぺ丸出しで観光します。

海外が怖い・治安が悪いというマイナスイメージ

世界情勢が不安定なのでテレビやネットでは毎日のように海外で起こった怖い事件を報道しています。怖くない国もたくさんあるので、「海外=怖い」と単純に思ってもらいなくないな、と思います。

 

それに、「海外=治安が悪い」というイメージも確実についちゃっていますよね。良い人もいれば悪い人もいる、これは海外も日本も同じなのに。

 

旅心が芽生えると、突然フラフラ出かけてしまう癖がありますが、今のところ怖い思いはしたことがないので(ビビりなので相当気を付けてるけど)もっと気軽に海外に出かけてもいいんじゃないかなと思います。

 

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言葉が通じない恐怖感という誤解

英語が話せないから海外旅行・留学には行けない、という考え方はなんか違いますよね。中華圏だったら筆談、その他の国でもジェスチャーやスマホの翻訳アプリでどうとでもなります。

 

それに、「言葉が通じないおもしろさ」っていうのもあるんです。

 

アジア圏でも英語はほとんど通じますが、バリ島の山奥に行くと現地の言葉しか通じません。そういうところで、なんとか自分の意思を伝えよう、と試行錯誤するが旅の醍醐味。

 

と、思うのですが、日本は単一民族で日本国民全員が同じ言語を話す国だから、「日本語以外の言語」に対してアレルギーがあるのかもしれませんね。

 

でも、日本の中高年のおばさまたちのコミュニケーション能力はずるいほど高いと思います。相手が何語を話そうとお構いなし!というスタイルは私も参考にしなければ。

ネットでいくらでも海外の動画が見れる

動画サイトで国名で検索すればいくらでもその国の様子が動画で見られる時代となりました。

 

「よし!旅に出よう」と決めたら、私の場合、動画を見ながら街歩きや遺跡巡りのイメージトレーニングをするんですね。(一人旅を趣味にしてはいけないくらいビビり屋なので)

 

そうすると、「あれ?もう行かなくてもいいかも」と思うくらい満足してしまうことがあります。もちろん歴史的建造物は実物を見た方が感動はひとしおなのですが、動画もクオリティがかなり高いので満足感はあるんですよ。

 

家で海外旅行の動画を見ていれば、お金もかからないし、危険なこともないし、途中でトイレにも行けるし、、、、

 

フライトが10時間以内の東南アジアや南半球の国なら足を運びますが、シドニーから移動が1日以上かかるヨーロッパの国は今のところ、動画を見て行った気になっています。

海外旅行=お金がかかるという勘違い

20年前だったら、海外旅行はぜいたく品でしたが、今はLCC(エアアジアやピーチのような格安航空会社)も発達し、旅費はだいぶ安くなりました。

 

それなのに、年配の方は海外旅行はすごくお金がかかる、というイメージがあるようで、一時帰国の時に近所のおじさん(70代)に、「オーストラリアに行くのは100万円くらいかかるの?」と聞かれました。

 

はっ?100万?

 

毎晩ヘリコプターに乗って美女をはべらかしてシャンパン飲みながら夜景を眺めるつもりなのでしょうか、、、、、。

 

また、日本の友達に、「オーストラリア遊びにおいでよ~」と誘っても、まったく興味を示してもらえず、「お金ないよ」の一言で断られたこともありました。

 

「海外旅行はお金がかかるから」という先入観だけで、海外へ行こうというモチベーションが下がるのはもったいないな、と思います。LCCで航空券をとって、ネットでホテルを予約すれば、「こんなに安いんだ」ってなりますから。

 

去年、両親をつれて台湾へ行ってきたのですが、北海道や沖縄へ行くより安くすみました。近場のアジアだったら国内旅行より気軽に行けるお値段なんですよね。

 

2人以上で旅行に出かけるなら、大手旅行会社の格安ツアーを利用してお得に海外旅行をするのもおすすめです。パッケージツアーなら海外初心者さんは安心ですしね。

海外旅行に行く時間がない

いや、「時間を作ろうとしない」が正しいのかも。

 

上記の理由で「海外は行かなくても別にいいや」となってしまえば、仮に休暇が取れても家でぐーたらしてた方が有意義だ、という価値観になってしまっても不思議ではありません。

 

でも、海外旅行は一度行けば、大多数の人がリピーターとなります。

 

狭い日本から離れてみて、ほんの少しでも海外に滞在すると、その開放感、異文化に触れること、人々の暮らしを垣間見ること、非日常的な風景を見ること、などなど旅の楽しさにはまっていきます。

 

パスポートを持ってるけど、1回しか使わなかったって人ってが身近にいないので、一度何かのきっかけで海外に行ってみると、それからは「海外旅行のためになんとかして時間を作ろう」という気持ちになるんですよね。

まとめ

お金の使い方、時間の使い方は人それぞれです。

 

パスポートの保有率の低さから、日本人は海外に興味がないのだな、、、ということはよーくわかります。

 

でも、あのメモ帳みたいな小さなパスポートと航空券、クレジットカードがあればどこでもいけるんだ(日本と国交があればね)という現実があるから、おおげさかもしれないけど「まだまだ生きなきゃな」と思います。

 

私の生きる気力は「旅をしたいから」

 

だから、私にとってのパスポートは命と同等くらいの価値があります。