母とマレーシアに遊びに行くことになって、エアアジアでチケットを取った、というお話をひとつ前の記事でお伝えしました。
パスポートが来年切れるんだけど、旅行日程をカバーしてれば大丈夫かな?
マレーシアへの入国はパスポートの残存期間が6ヶ月以上必要!
さっそく新しいパスポートの申請をしてもらうことにしましょう。
ところで、日本国内でのパスポートの申請は10年有効のものが16000円
このお値段、どう思われます?
高いのか、妥当なのか、、、、?をこの記事で考えてみたいと思います。
また、パスポート申請の基本情報に加え、母のように「有効期限内のパスポート」を所持している場合の手続きについても紹介していきますね。
パスポート申請にかかる手数料
パスポートの種類 | 都道府県収入証紙 | 収入印紙 | 合計 |
10年間有効な旅券 (20歳以上) |
2000円 | 14000円 | 16000円 |
5年間有効旅券 (12歳以上) |
2000円 | 9000円 | 11000円 |
5年間有効な旅券 (12歳未満) |
2000円 | 4000円 | 6000円 |
(※2018年7月現在)
例えば、家族4人で初めての海外旅行に行こう!となった場合、4人分のパスポート申請手数料だけで、すごい金額となってしまいますね、、、、、。
受付時間や支払方法(市町村によっては現金での支払い可)、パスポート発給申請のお問い合わせはお住まいの地域のパスポートセンターのホームページをご参照ください。
パスポートのお値段は高い?安い?その金額の使い道は?
10年有効のパスポート申請にかかる金額は16000円(プラス写真代)金額だけみると「高い」と感じてしまうのではないでしょうか。
内約としては、
収入印紙(14000円)=国の収入
収入証紙(2000円)=都道府県の収入
となっています。
パスポート申請の窓口業務で2000円はなんとなく納得がいきます。では、残りの14000円は何に使われているのか予想してみると、、、
●自動車免許は「更新」ができますが、パスポートは有効期限内であっても更新ができず新しく情報を登録しなおさなければなりません。その分、人件費や新しい情報を紐付けるためのコストもかかる。
●偽装されないための特別な加工がされていたり、ICチップの開発費用・作成費用がかかる。特に写真のページは素人目からみてもお金がかかってそう。
●海外へ渡航する日本人の安全を守る。
パスポートを開いてみるとこのような文章があります。
日本国民である本旅券の所持人を通路呼称なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。
きっと、ここにお金がかかっているのでしょう。
海外でトラブルや事故に巻き込まれたとき、頼りになるのは現地の領事館・大使館です。海外旅行者、海外在住者のために、万が一の事態に対してすぐに救援措置がとれるように、国交のある国には在外公館を整えてますよね。
パスポートは「私は日本人です」という国際的な身分証明書と同時に、「領事館・大使館のサポートを受ける権利があります!」という、水戸黄門でいうところの印籠なのです。
(現地の男にだまされた!と領事館にかけこむバカな女もいるようです → 【バリ島のジゴロ・ビーチボーイ問題】勘違い日本人女性にも問題あり?
そう考えると、10年で16000円という金額は激安です。
世の中で一番コスパが良いものはパスポートなんじゃないか、と思うくらいです。だって、外務省がバックについてるんですよ。しかも、ビザ無しで入国できる国もめちゃくちゃ多いですし。これは日本人の特権です。
パスポート申請に必要な書類
パスポートの新規発給には以下の書類が必要になります。
- 初めてパスポートを申請する方
- パスポートの有効期限が切れている方
- パスポートを紛失・盗難・焼失し、紛焼失届けを提出し新たに申請する方
- 氏名や本籍地の都道府県等、記載事項に変更がある方
必要書類
①一般旅券発給申請書 1通
②戸籍謄本または抄本 1通
③住民票の写し 1通(※住民基本台帳ネットワークシステムを利用することで原則不要)
④パスポート用の写真1枚
⑤身元確認書類 (マイナンバーカード、運転免許証など)
(参考:国内及び国外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類)
有効期限内のパスポートを所持している場合の必要書類
私の母のように有効期限がまだ残っているパスポートを海外旅行のために新しくしたい場合は「切り替え発給」を行います。
- パスポートの残存有効期限が1年未満となった方
- 査証欄(出入国のスタンプやビザラベルを貼るページ)に余白がなくなった方
必要書類
①一般旅券発給申請書 1通
②住民票の写し 1通(※住民基本台帳ネットワークシステムを利用することで原則不要)
③パスポート用の写真 1枚
④有効なパスポート
(※戸籍上の身分次項に変更がある方のみ、⑤戸籍謄本または抄本 1通が必要)
★必要書類、身元確認書類については、必ずお住まい地域のパスポートセンターのホームページでご確認ください。
新しいパスポート受け取りまでにかかる時間
通常、申請から1週間から10日かかります。
静岡県の場合、
「申請日から起算して、土曜日、日曜日、祝日等休日及び年末年始を除いた8日目以降です。
手数料は旅券受領時に収入印紙と静岡県収入証紙(県証紙)で収めていただきます」
とのこと。(出典:静岡県公式ホームページ・旅券(パスポート)申請のご案内)
海外へ行く予定がある方は余裕をもって申請しておきたいですね。
パスポート窓口が混雑する時期
静岡県の公式ホームページの案内ですが、きっと全国的にも同じ現象が起きるかと思うので抜粋しておきますね。
例年、年末年始の時期は窓口の混雑が予想されます。渡航日程に余裕のある方は、できるだけこの時期を避けて申請していただきますようお願いします。
特に混雑が予想される日:12月28日(木曜日)、1月4日(木曜日)、1月5日(金曜日)、1月9日(火曜日)、1月10日(水曜日)