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大雪で飛行機が目的地の空港に着陸できなかったらどうなる? 航空会社の対応は?

旅の知恵袋
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もうすぐ一時帰国するので、「飛行機がちゃんと日本の空港に着陸するのだろうか?」と少々気になるところです。

 

先月、こんなニュースもあったので、、、、

運営会社の関西エアポートによると、成田空港が22日午後7時すぎに閉鎖されたことから、午後8時50分ごろから1時間余りの間に、香港やフィリピンのセブ島などから成田に向かっていた14機が、目的地を変更して関空に着陸した。

航空機が大挙して関空に向かったため、上空では順番待ちが発生。

(引用:大雪で成田閉鎖、関空に続々着陸 上空で順番待ちも

 

冬の日本だったら、「大雪の為、目的地に着陸できない」ってこともありえない話じゃないんですよね。

 

羽田以外の空港に連れていかれちゃったらどうしよう?とふと心配になったので調べてみました。

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大雪で飛行機が目的地の空港に着陸できなかったらどうなる?

積雪があり、滑走路の除雪が間に合わない場合、飛行機のブレーキがきかず事故の原因となります。

 

ブレーキがきかなったら、しかたありませんよね。ほかの空港に到着するほかありません。いつまでも上空にいれば、いずれ燃料がなくなってしまいますし。

 

そのほか、大雪だけでなく強風、濃霧などの悪天候の場合、機長の判断で到着できるかどうかが決定されるそう。

 

やむを得ず目的地に到着できない場合は、あらかじめ決められている代替え空港に到着します。(関東圏の空港に到着できない場合は、関西空港や中部国際空港に代替えされる)

 

当初の目的地の空港ではなく別の空港に到着することを「ダイバート」、出発空港に戻ることを「リターン」といいます。

 

ダイバート(英語: divert)とは、航空機の運航において、当初の目的地以外の空港などに着陸すること。ダイバージョン (diversion)・代替着陸目的地外着陸とも呼ばれる。

旅行業界では、内部文書において慣例的に “div out” と表記することもあるが、これは本来とは違う目的地へ向かうという意味から、原語を “dive out”と勘違いしたための用法である。

(引用:ダイバートーWikipedia)

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飛行機が目的地の空港に到着できずダイバートになってしまった場合、航空会社の対応は?

大雪や急病人、エンジントラブル、様々な理由で目的地ではない空港に到着してしまうダイバートになってしまった場合、本来の目的地までの交通手段や交通費はどうなるのでしょうか。

 

航空会社の対応(ANAのホームページより

搭乗予定のフライトで「悪天候のため、着陸できない場合は別の空港へ向かうか、出発空港に引き返すことがある」とアナウンスされました。別の空港へ向かった場合、目的地までの地上交通費は負担されますか。また、出発空港に戻ってきた場合、搭乗済みの航空券はどうなりますか。

(引用:よくある質問・Q&A詳細

 

そう、この部分が知りたいんです。

「目的地までの地上交通費は負担されますか。また、出発空港に戻ってきた場合、搭乗済みの航空券はどうなりますか」

 

答えは、、、、、

 

別の空港に着いた場合、目的地までの地上交通機関を負担いたします。

また、出発空港に戻ってきた場合は特別な対応としてご予約日から計算して30日以内の変更が可能です。もしくは払い戻しが可能で、その際の払い戻しに伴う手数料は適用しません。

(引用:よくある質問・Q&A詳細

 

目的地までの交通機関の費用は負担してくれ、購入した航空券は払い戻しに伴う手数料はかからない、とのことです。

 

※上記はANAのホームページからの引用です。JALもダイバート、リターンの際の対応は同じ条件です。その他の航空会社については各社のサイトでご確認ください。

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成田出発の飛行機が成田に引き返した「リターン」を体験しました。

以前、成田発シドニー行きのJAL便に搭乗した時に、飛行中に火災が発生、エンジントラブルの疑いがあるとのことで、成田空港に引き返したことがありました。

 

同日に出発することができなかったため、空港近くのホテルに1泊。もちろん宿泊費も食事代もJALが負担してくれました。翌日のフライトに振り替えられ1日遅れでシドニーに到着しました。

 

この「リターン」を経験したことで、「人間はいつ死ぬかわからない」ということが、嫌になるほどよーく理解できました。価値観が変わった出来事でもあります。

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まとめ

大雪や台風の季節はフライトの欠航や着陸空港の変更、出発空港へ引き返す、といったやむを得ない事態は起こり得ます。

 

予定通りに移動ができないのはストレスですが、乗客の安全を第一に考慮した結果でもありますので、私たちは快く受け入れるべきなんです。

 

欠航やダイバート、リターンという事態が起きると、心の余裕がなくなるのか乗務員や地上職員に怒りをあらわにしているお客さんもいて、「バカじゃないのか」と。。。(9割方が日本人のジジィ。いわゆる老害)

 

トラブル時に人間の本性があらわれます。

 

怒っても悲しんでも、スタッフに文句をいっても、飛ばないものは飛ばないのです。着陸できないものは、着陸できないのです。

 

私たちは万が一、飛行機での移動が予定通りにいかなくても、どーんとかまえていられる器の大きい人間になりましょう。