9月の終わりころ「バリ島旅行のキャンセルが続出」というニュースがオーストラリアで報道されました。(私、オーストラリア在住です)
その理由が「バリ島は未婚カップルがホテルの同室に泊まったら罪に問われる」から、というもの。
インドネシアのイスラム教のルール(未婚カップルの婚前交渉&同棲禁止)が外国人にも適用され、日本人も含む外国人観光客の未婚カップルが「同室に泊まると逮捕される」という衝撃的なニュースです。
え?( ゚Д゚)
と思ったので、バリ島の新しいルールになるかもしれない「結婚前の男女は同室に宿泊できない」について調べてみました。
結論からいえば現状では何ら問題はありません。バリ島旅行はキャンセルしなくても大丈夫ですよ。
バリ島の新ルール?「未婚カップルは同室に泊まれない」ってどういうこと?
バリ島のあるインドネシアは異なる宗教が混在しており、
- バリ島の宗教は「バリヒンズー」
- インドネシアの国教は「イスラム教」
イスラム教は独自のルールがありまして、男女間の関係については日本人の私達からしてみるとかなり厳しめなんです。
そんな宗教的な背景を受けて、2019年9月に「未婚カップルの性行為や同棲に対し罰則」という法案が上がりました。(次の章で説明しますが「可決」はされていません)
「バリ島を訪れる未婚カップルは同室に泊まれないのでは?」「禁固刑を受けてしまうのでは?」とSNSで憶測がすすみ、オーストラリアではバリ島旅行をキャンセルするカップルが続出した、というわけです。
日本人を含む外国人観光客は心配する必要はほぼない!
インドネシアの刑法が法会議で通過するまでに少なくとも2年はかかります。現状ではまったく心配する必要がない、と言えるでしょう。
また、この法案が通過したとしても、地元住民には影響はありますが観光客が告発されることはまずありません。
その理由は2つ
- 告発できるのは「警察関係者」もしくは当事者の親や子ども
- バリ島のホテルにチェックインする際に「婚姻証明書」の提出義務が規定されていない
ホテルの予約サイトにも「カップルは婚姻証明書の提出が必要」といった記載は一切ありませんし、安心してバリ島旅行にお出かけくださいね。
ちなみに前回のバリ島旅行で宿泊したホテルはこちら。サヌールに滞在する方におすすめですよ。
バリ島の「未婚カップル同室宿泊禁止」のSNSの反応
ツイッター上ではインドネシアの刑法の変更をうけて、その内容に騒然としていましたが日本人には影響はなさそうなのでご安心ください。
インドネシアの刑法の変更で婚前セックスと同棲が違法になり、これは現地人も外国人も対象。罰則は6ヶ月の投獄。バリ島へのオーストラリア人観光客のキャンセルが相次いでいる。日本人もカップルで同じ部屋に泊まるとリスクあるので注意。
http://a.msn.com/01/en-au/AAHAW7E?ocid=st— 佐子山慶一郎 (@sakoyama_k) September 21, 2019
インドネシア、未婚カップルのホテル同室での宿泊を違法化予定。宿泊・同棲ともに違法化。いったん法施行決定を延期すると先週金曜に発表。豪NZの大手ニュースサイトで大きく報じられてる。バリで大きな割合を占める観光客は豪NZ人のため。https://t.co/pJUhclhRaP
— Junna Hirono 🇲🇾 マレーシア (@msialifejp) September 21, 2019
【驚愕ニュース】
「未婚カップル宿泊禁止法」
「婚前セックス禁止法」
「同性愛の禁止法」外国人も摘発する事で…
外国人のバリ島旅行がキャンセル相次ぎ大変な事に…#インドネシア #鞭打ち刑 #イスラム教#賭博 #飲酒#同性愛者 pic.twitter.com/w8MILnWGQ1— それでも地球は回ってる (@no_FICTION_05) September 22, 2019
まとめ
インドネシアの刑法の変更をうけ、オーストラリアではバリ島旅行のキャンセル続出のニュースが報道され、日本のSNSも騒然としましたが現状では大丈夫。
そもそも同性婚や事実婚のカップルは証明書の提出も難しいですし、観光業が主要産業のバリ島では「未婚カップル同室禁止」は非現実的な法案です。
心配なさらずに2人で楽しいバリ島旅行を楽しんでくださいね。
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